特別展図録のご案内
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令和5年度秋季特別展「馬でひも解く近江の歴史」
1000円
馬は古くから私たちの暮らしや社会に大きな影響を与えた動物です。5世紀、ヤマト王権は馬を戦いの道具として、各地の豪族に分け与えました。栗東市新開古墳に副葬された馬具や仁徳天皇陵古墳出土の馬形埴輪は、馬が権威の象徴であったことを示しています。6世紀、近江の豪族たちは金色に輝く馬具を装着した馬とともに継体大王を支えました。7世紀以降、近江と各地を結ぶ馬を使った情報ネットワークの道(駅路)が整備されます。人びとや馬が行きかう道はその後、東海道や中山道と呼ばれるようになります。
本展では、馬が近江の地域社会や文化の形成に果たした役割について考古資料を中心に紹介します。
【主な掲載資料】
◎は重要文化財、△は県指定文化財、□は市指定文化財
◎新開1号墳出土 馬具(当館蔵)
仁徳天皇陵古墳出土 馬形埴輪(宮内庁書陵部蔵)
□忍ヶ丘駅前遺跡出土 子馬形埴輪(四條畷市教育委員会・四條畷市立歴史民俗資料館蔵)
△供養塚古墳出土 馬形埴輪(当館蔵)
川田古墳出土 馬形埴輪(守山市教育委員会蔵)
△笹鉾山2号墳出土 馬形埴輪(田原本町教育委員会蔵)
□神宮寺遺跡出土 木製鞍・木製輪鐙(長浜市蔵)
◎紀伊大谷古墳出土 馬甲小札(国(文化庁)蔵・和歌山市立博物館保管)
今城塚古墳出土 鞍(復元品)(高槻市蔵)
北桜南遺跡出土 土馬(野洲市教育委員会蔵)