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特別展・企画展のご案内

秋季特別展「飛鳥から近江へ―天智天皇の意図を探る―」

開催期間:平成28年10月22日(土)~12月4日(日)(開催終了しました)

天智称制6年(667)3月、都は飛鳥を離れて近江に遷りました。白村江の大敗から4年目のことです。この間、唐や新羅からの侵攻を恐れ、北部九州から大和に至るまでの防衛強化を行っています。飛鳥から近江への遷都はそのような社会的状況の中で行われたものでした。「近江・大津になぜ都が営まれたのか」というテーマは、滋賀県の歴史を考える時、大変重要な、また考えておくべき課題であると思われます。
この近江遷都は天智天皇の意図が大きく働いた施策です。そこで、本展覧会では、天智天皇が行った諸施策に関連する遺跡、天智天皇と関わりのある人物に関係する遺跡、考古資料を中心とする関連資料を紹介するとともに、近江遷都前後の時期の滋賀県とその周辺地域の特質を示す考古資料を展示し、667年から5年間「近江・大津になぜ都が営まれたのか」という課題について考えていきます。

チラシ 

展示資料一覧     展示替予定表

プロローグ~近江息長から~

第1章 飛鳥から

牧野古墳  壺鐙(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)
牧野古墳  壺鐙(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館)

第2章 大化改新から白村江敗戦~中大兄皇子~

酒船石遺跡 湧水施設 砂岩切石(明日香村教育委員会蔵) 
酒船石遺跡 湧水施設 砂岩切石(明日香村教育委員会蔵)

牽牛子塚古墳 七宝亀甲形座金具(明日香村教育委員会蔵・写真は奈良文化財研究所提供)
牽牛子塚古墳 七宝亀甲形座金具(明日香村教育委員会蔵・写真は奈良文化財研究所提供)

第3章 近江へ~天智天皇~

穴太廃寺 銀製押出仏(当館蔵)
穴太廃寺 銀製押出仏(当館蔵)

雪野寺跡 塑像片 童子頭部(京都大学博物館蔵)
雪野寺跡 塑像片 童子頭部(京都大学総合博物館蔵)

エピローグ~再び飛鳥へ、そして藤原京へ~

主な展示資料
安福寺夾紵棺(安福寺蔵 柏原市指定文化財)
牧野古墳出土品(奈良県立橿原考古学研究所附属博物館蔵)
山田寺跡出土品(奈良文化財研究所飛鳥資料館蔵 重要文化財)
飛鳥宮跡出土品(奈良県橿原考古学研究所附属博物館蔵)
難波宮跡出土品(大阪市教育委員会、大阪文化財研究所蔵)
川原寺裏山遺跡出土品(明日香村教育委員会蔵)
牽牛子塚古墳出土品(奈良県橿原考古学研究所附属博物館蔵 重要文化財)
定北古墳・大谷1号墳出土品(真庭市教育委員会蔵)
鬼ノ城跡出土品(岡山県教育委員会蔵)
藤原鎌足像(奈良国立博物館蔵)
阿武山古墳出土品(京都大学総合博物館、高槻市教育委員会蔵)
崇福寺跡出土品(近江神宮蔵 大津市指定文化財)
近江大津宮錦織遺跡出土品(大津市埋蔵文化財調査センター蔵)
穴太廃寺出土品(当館蔵)
雪野寺跡出土品(福命寺、京都大学総合博物館蔵)
紙本著色大友皇子像・木造僧形神坐像(大友与多王)(法伝寺蔵)

会場 当館企画展示室

入館料 大人890(680)円、高大生630(460)円、小中生410(310)円
県内在住の高齢者(65歳以上)450(340)円

秋季特別展記念講演会
10月30日(日)
「天智天皇と近江遷都-中大兄皇子の実像に迫る-」
講師:大橋信弥氏(元滋賀県立安土城考古博物館学芸課長)
※当館セミナールーム 13時30分~(受付は13時~)
定員140名(当日先着順) 500円

秋季特別展関連博物館講座
10月22日(土)
「終末期古墳と天皇陵」
講師:今尾文昭氏(関西大学非常勤講師)

11月5日(土)
「飛鳥と近江-天智朝前後の飛鳥―」
講師:相原嘉之氏(明日香村教育委員会)
※いずれも当館セミナールーム 13時30分~(受付は13時~)
定員140名(当日先着順) 200円

学芸員による展示解説
①11月12日(土)13時30分~
②11月23日(水・祝)13時30分~
③12月4日(日)13時30分~
※参加料無料(但し入場には特別展入館料が必要)