特別陳列 滋賀県文化財保護協会創立50周年記念 近江の遺跡発掘成果「古代のまじない―高島市上御殿遺跡出土『人形代』―」
開催期間:2020年12月1日(火)~2021年1月17日(日)
滋賀県文化財保護協会が平成20年から26年にかけて実施した、 高島市の青井川改修工事に関連する発掘調査の成果の一部を展示します。
前回(本年6月9日~7月17日)は弥生時代の銅剣鋳型を取り上げましたが、今回は川跡から大量に出土した奈良時代から鎌倉時代の「人形代」を取り上げます。
「人形代」は律令時代初期に中国からもたらされた呪術(まじない)に関わる遺物です。現代でも6月と12月の「大祓」に使われる紙製の「人形代」の祖形となるものです。
同時に出土した「馬形代」(絵馬の祖型?)とともに、 現代につながる「まじない」にスポットをあてて紹介します。
《会場》
滋賀県立安土城考古博物館望楼下
《入館料》
大人500(400)円、高大生320(260)円、小中生無料
※障害のある方および県内在住の65歳以上の方は無料です。
(ただし証明書の提示が必要)
※( )内は20名以上の団体料金です。
=信長の館との共通券=
大人900円、高大生510円
【主な展示資料】
上御殿遺跡出土 人形代、 馬形代 (滋賀県蔵)
上御殿遺跡 遺物写真(滋賀県蔵)
上御殿遺跡 出土状況写真(滋賀県蔵)